むくみ(浮腫)とは

通常、女性が立ち仕事などで一日経過すると、足がむくんで靴まできつくなる、というのはよく言われることです。 これはいわゆる正常なむくみで、心配の要らないものです。 どうしても立ち仕事が続くと、心臓へ戻る血液が滞りがちになり、下半身に水分が貯留しがちになります。 運動したり、横になったりすればすぐに元の状態に戻るものです。 また風邪を引いて高熱を出したりした時にも、一時的にはお顔や足にむくみが出ることもありますが、 それもまず心配の要らないものです。 ところが病的なむくみは違います。 朝起きて、お顔が誰が見ても分かるほどに腫れぼったくなっていたり、まぶたがむくみで腫れていたりします。 腎臓の機能が低下してくると、ほんの1~2日で数kgも体重が増加したりするのです。 これは太ったためでなく、むくみによる水分のせいなのです。 また、足のすねの骨を押すと、ペコリと凹んで、なかなか元には戻りません。 肥満体の人でもすねを押せば凹みますが、すぐに元通りになりますので、そこが病気によるものと違うところです。 腎臓も沈黙の臓器といわれ、通常はほとんど症状もありません。 むくみなどが起こってくると、腎機能がすでに30%以下と推測されます。 腎臓の働きが落ちてくると、余分な水分やナトリウム、老廃物などを十分に排泄できなくなってきます。 行き場を失ったそれらの水が体内に滞ることで起こす症状なのです。 病的なむくみの場合、顔色なども悪くなってきますし、早目に医師にかかることが重要です。 また、心臓などでもむくみは起こります。 病気によって心臓の機能が悪化すると、全身へ血液を送るポンプの働きが低下してしまいます。 すると腎臓へも十分な血流量が行かなくなり、腎臓で尿をつくることが出来なくなってしまうのです。 その結果、体にむくみが生じてしまうのです。 心臓も腎臓も守るためには、大量の水分や塩分は控え、高血圧の治療もきちんと受け、無理な運動は避ける、など 節制が大切です。